カマキリ君が最期にくれたモノ。
チャオ!!
今回は心温まる昆虫とオレ物語。
所用で後輩と町はずれに向かう。
目的地に着き、ブラブラと歩いてたら後輩がオレを呼んだ。
何だ何だと向かってみると、カマキリの息絶えた姿が。
てか、カマキリ見たのって何年ぶりだろ。
よく見るとそのカマキリ、ペチャンコになってる。
きっと誰かに踏まれたんだろうな。
昆虫や虫が苦手なオレは棒で突ついた。
するとカマキリの足は微かに動いた。
そう、カマキリ(以下、カマキリ君)はかろうじて生きていたのだ!
だけどもう息絶える寸前のカマキリ君に、せめてアスファルトじゃなく
自然の中で安らかに眠らせようと思い、カマキリ君を棒の上に乗せた。
するとカマキリ君は自力で必死に棒を掴んだのだ。
一度は落ちたりもしながらも必死に棒に掴まろうとするカマキリ君に
オレ達は完全に情が移った。
『カマキリ君、もうダイジョーブだよ。』
もう落ちない様に棒を2本使い、カマキリ君を完全ガード。
オレ達は近くの自然あふれる場所に連れて行った。
アスファルトの上よりも、せめて自然の中で死んだ方がずっといい。
結局、カマキリ君は移動してる間に息を引きとった。
涙は流さなかったものの、悲しみに満ち溢れたオレ達は小さな穴を
掘ってカマキリ君を土葬した。
さようなら、カマキリ君。
ここで奇跡が!
カマキリ君を土葬した場所から離れようとした時、わずか数十センチ
離れたところにナント・・・・・・
1000円札を発見!!!
もしかしたらカマキリ君は自然のある場所に連れて行ったオレ達にお礼
としてこの場所を導いてくれたのかなぁ?
カマキリ君のキモチに泣けてきたよ!
偶然だとしてもオレ達はカマキリ君が1000円をくれたんだと信じてる。
その1000円、後輩とジャンケンをして見事勝利→1000円獲得。
ホントありがとう、カマキリ君!!
安らかに眠ってください。